新たな挑戦

皆さん、こんにちは。

代表取締役の古家です。

 

嬉しいニュースがあります。

税関長より当社倉庫のある区画が保税地区として許可されました!!

・・・といってもあまりピンとこない方のために、保税とは?を少し解説します。

 

保税とは関税の徴収を一時留保することを言い、保税地区とは外国から輸入された貨物を税関の輸入許可が下りていない状態で関税を留保したまま蔵置することができる場所であり、また外国へ輸出予定の貨物を蔵置することのできる場所のことを指します。

船や飛行機や貨物自動車で輸出入する貨物は、一旦保税地区に搬入され、税関に対して輸出申告・輸入申告を行い完了してはじめて輸出貨物を船積み出来たり輸入貨物を保税地区外に引き取ることができます。輸入許可のまだ下りない貨物、輸出許可が下りた貨物は「外国貨物」とされ、日本国内に置く場合は税関の取締まりの対象となるため、保税地区に置いておかねばならないルールとなっています。

 

保税地区の多くは、利便性から国際線の飛行機や外国船が発着する空港や港湾の近辺に設置されています。

では、なぜ空港や港湾のそれほど近辺でもない当社が保税地区の許可を目指したのかと申しますと、2018年の台風21号で関空が水没した災害をきっかけに沿岸部ではない内陸の倉庫が注目されたこと、関空の保税地区の料金が高くスペースが慢性的に逼迫していることから商機があると判断したからです。

 

従来は、南港へ船で運ばれてくる貨物を国内に配送する物流に携わってきました。新しい事業としてこの保税地区の取得をきっかけに国内の貨物を関空から飛行機で海外に運ぶ物流に携わることになります。よって飛行機に載せる貨物、貿易に関連する貨物を扱うということからより厳しい管理体制が求められますが、当社前の新道路着工など当社にとって追い風になる要素も多く、ワクワクしてます。

 事業が間もなく開始されますのでしっかり準備し信頼を勝ち取っていきたいと思います。