災害用伝言ダイヤル(171)

みなさん、こんにちは

 

代表取締役の古家です。

 

私の習慣の一つに、常に読みかけの本を持つという習慣があります。

持つといっても購入しているのはほとんど電子本なので嵩ばることなく、どこにいても本が読める状態を作っています。

最近の読んでいる本が司馬遼太郎の「竜馬がゆく」なのですが、幕末の頃の日本の話を読んでいると今日の通信技術がいかに便利であるかを思い知らされます。

「土佐(高知県)から徒歩で江戸(東京)まで人に会いに行こうとして、何日もかけてお金もかけてやっとたどり着いたがその人が不在であり何日も帰ってこないことが判明した」なんて描写が多々あります。今日では通信手段のおかげでこんなことは起こらないわけですが、一方で、当時の人が感じていた出会えた時の喜び、また別れる時の悲しさというのは我々現代人はもう感じることは出来ないのだと思ったりもします。

 

さて、その当たり前にありかつ便利な通信技術ですが、大きな災害が発生し、機能しない場合はどうなってしまうのでしょうか?大混乱になることは想像に難くないですよね。

そこで当社ではそのような有事の場合、NTTの災害用伝言ダイヤル(171)を利用することになっています。

これは、自社(被災者)が自社の情報をキーとなる番号に紐づけて吹き込み、確認したい側はそのキーになる番号に問合せることで、被災者が吹き込んだ情報を確認できるサービスです。(ちなみに当社のキーは 当社の☎番号で0724471004です)

上記のようなサービスを利用しなければならない状態では、通常の業務はまず出来ないであろうと思いますが、被災者側の状態をお知らせすることで少しでも安心に繋げられたらと思います。

一方で、留守電に似たこの伝言という通信手段を使うことで、昔の人が感じていた人と出会える喜び、別れる悲しさに似た気持ちを感じることが出来るかもしれません。

いや、不謹慎な話でしたね。すいません。災害が起きないことに越したことはありませんよね。